こんにちは。いぬどころの植杉です。
お年寄りには優しく。
これは誰もが知っている当たり前のこと。
もちろん犬にも同じ事が言えます。
犬がお年寄りになってくると いろいろな問題が出てきます。
トリミングをする上で困るのが「体力の低下」と「ワガママ」です。
体力が落ちると、長い時間をかけることが負担になってしまいます。
できるだけ早く仕上がるように、工夫をします。
体力とともに筋力も落ちるので、じっと立っているトリミングは疲れます。
体を支えてサポートしながら作業を進めます。
もう一つの「ワガママ」もなかなかの困りごとです。
10歳を超えるようなお年寄りは、いつの時期からか明らかに我慢ができなくなります。
それまでは爪切りや耳掃除なんて、嫌がることも怒ることもなかったのに、我慢できなくなって抵抗したり、怒るようになってしまいます。
老犬の負担を減らすために、ストレスのかかる作業をやさしく、手早く、的確にこなしていかなければなりません。
トリマーにとっても負担になるのですが、そこはぐっとこらえて頑張って、優しさをもって対応することが大切です。
老犬には優しく。
もちろん若い犬にも優しく。です。